Mapletree Investments Pte Ltd(「Mapletree」または「当グループ」)が着実に成長を続け、グローバルに事業拡大を行う中で、当グループは投資家の信頼と事業の誠実性を確保するために、適切なコーポレート・ガバナンス慣行を維持することを重視しています。
取締役会構成と情報開示
Mapletree Investments Pte Ltd (Mapletree) がアジア内外で事業を拡大するうえで、しっかりとしたコーボレート・ガバナンスを維持することは、投資家の信頼を得て、また企業としての誠実さを保つ上で確固として守るべきものであり、その重要性は益々増しています。業務においてMapletreeグループは、適用される全ての法令を遵守しながら、倫理的にビジネスを行います。当社の上場ファンドは、シンガポール金融庁の定めるコーポレート・ガバナンス規範に従っています。
Mapletree は株式取引所に上場しておらず、そのため企業情報の公開は義務付けられてはいませんが、コーポレート・ガバナンス規範の中核となる指針に自発的に従っています。具体的には常勤取締役を定められた以上の割合で維持、会長と最高経営責任者の役割分離、しっかりとした内部統制システムの維持などです。
名前 | 取締役 | 監査・リスク委員会 | 役員報酬委員会 | 投資委員会 | 取引審査委員会 |
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Mr Edmund Cheng Wai Wing | 会長 (2003年11月1日) | 会長 | 会長 | ||
Mr Cheah Kim Teck | 委員 (2017年3月1 日) | 会長 | |||
Mr Lee Chong Kwee | 委員 (2006年2月24日) | 委員 | 会長 | ||
Mr David Christopher Ryan | 委員 (2014年3月18日) | 委員 | |||
Mr Samuel N. Tsien | 委員 ( 2014年3月18日) | 委員 | |||
Ms Elaine Teo | 委員 (2016年2月 1日) | 委員 | 委員 | ||
Mr Lim Hng Kiang | 委員 (2018年10月 1日) | 委員 | |||
Ms Cheo Hock Kuan | 委員 (2022年1月15日) | 委員 | |||
Mr Ng Keng Hooi | 委員 (2022年1月15日) | 委員 | 委員 | ||
Mr Hiew Yoon Khong | 委員 (2003年6月4 日) | グループCEO& 職権委員 | |||
Ms Chan Wai Ching | 社外委員 | ||||
Ms Wendy Koh Mui Ai | グループCFO& 職権委員 | ||||
グループ全体を通して、Mapletree は不動産投資信託の投資家の皆さまに責任をもって関連情報をご連絡いたします。実際、Mapletree のトラスト構造やギアリング比率、管理手数料は適時公開され、透明性が保たれています。
企業行動規範
従業員による株式取引
Mapletree グループの全従業員に、グループの有価証券の慎重な取引についての内部方針が公布されています。従業員には定期的にインサイダー取引に関する法律が通知され、新規公開株募集前の「ブラックアウト期間」に先立ちリマインダーが発行されます。また当社の方針で、従業員はMapletreeに関連した株式の取引をするに先立ち、当社への通知が義務付けられています。
管理規則と内部告発
Mapletree グループでは更に、内部の一般行動規範および規律を定め、正直であることや責任感といった倫理的価値や従業員としてふさわしい行為などの枠組み・ガイドラインが設定されています。
当社の内部通報ポリシーで、従業員(正社員も短期社員も)や外部の関係者は、仕事をするなかで見かけた違法行為や、倫理に反した行為、その他不適切な行為についての懸念を 表明することができます。これには、疑わしい会計や、詐欺、従業員の不正行為などがあります。ポリシーにより、告発者の報告が誠意をもってなされ、悪意が無い場合、告発者は報復や犠牲から守られることが保証されています。ポリシーには通報すべき行為の例が挙げられているので、通報の参考になります。
告発の通報先にはグループ・ジェネラル・カウンセルと内部監査部長、および監査委員会会長の3つがあり、告発内容は秘守保証で取り扱われます。お問い合わせや通報は reporting@mapletree.com.sgへ。
契約に関する署名
Mapletree Investments Pte Ltd、及びMapletreeグループ会社を代理して結ぶ契約は、(a)(i)取締役、(a)(ii)中華人民共和国法人においては法定代理人、(a)(iii)日本国法人においては代表取締役、(a)(iv)ベトナム社会主義共和国法人においては最高責任者、もしくは(b)(i)各取締役会決議を経て承認された署名権者、(b)(ii)署名規程に基づいて定められた署名権者に限り署名することができます。
ご不明な点がございましたら、reporting@mapletree.com.sgまでご連絡ください。
現代奴隷法に関する声明(英国)
(2015年英国現代奴隷法第54条に基づく)
Mapletree UK Management Limitedは、当社のサプライチェーンや事業のいかなる部分においても、現代奴隷や人身売買が存在しないよう取り組んでいます。以下の当社の現代奴隷法に関する声明は、2023年8月11日に取締役会の承認を受け、同日付で取締役であるワン・クォン・ウェン氏によって署名されました。
(a) 組織構造とサプライチェーン
Mapletree UK Management Limitedは、特別目的会社/事業体またはプライベートファンドを通じて保有される英国資産を運用しています。当社の組織構造および事業内容については、最新の年次報告書をご覧ください。
英国オフィスの所在地:WestWorks – 4th Floor, 195 Wood Lane, London W12 7FQ
(b) 現代奴隷および人身売買に関する方針
当社の企業価値と倫理観がサプライチェーン全体で守られるよう、新規に重要なサプライ契約を締結または更新する際には、サプライヤーが現代奴隷や人身売買に対する十分な防止措置を講じているかを確認しています。
さらに、適切なビジネス倫理の文化を強化するために、当社ではホイッスルブローイング・ポリシーを導入しいます。適用される労働法や現代奴隷・人身売買に関する法律への違反が疑われる場合、誠実に報告することを奨励するとともに、正当な内部告発者を報復から保護しています。
ホイッスルブローイング・ポリシーのページをご覧いただき、ご質問やご報告がある場合はreporting@mapletree.com.sgまでご連絡下さい。」
(c) 現代奴隷および人身売買に関するデューデリジェンス手続き
新たなサプライ契約を締結する際には、当社はサプライヤーに対してオンボーディング手続きを実施し、2015年現代奴隷法の遵守を契約上義務付けています。サプライヤーは、ベンダー宣誓書によって、現代奴隷に関する要件を含む適用法令や規制要件を順守していることを証明する必要があります。」
(d) リスク評価と管理
当社はリスクベースのアプローチを採用し、サプライチェーン内で現代奴隷や人身売買に関するリスクをもたらす可能性のある製品やサービスを特定しています。これらは、上記の方針およびプロセスに従い行われています。