不動産に
価値を付加
地区再開発

ハーバーフロント地区

HarbourFront Precinct Beforeシンガポールのセントーサ島を望むマリタイム・スクエアには、以前は世界貿易センターと、それに隣接して展示会場がありました。老朽化するマリタイム・スクエアの価値を高め、南部のウォーターフロントにかつての活気を取り戻すため、Mapletree は同地区を再開発しました。今日ではハーバーフロント地区として知られ、エキサイティングな都会のランドスケープとなっています。

ハーバーフロント地区を大型ショッピングセンターやオフィスビル、世界レベルのクルーズセンターを備えたライフスタイル&ビジネス・ハブに再開発する工事は2004年に始まりました。世界貿易センターの展示会場は取り壊され、VivoCity (ビボシティー)の建設が始まりました。世界的に有名な日本の建築家、伊東豊雄が設計した VivoCity は、ウォーターフロントというロケーションに触発されて「波」をデザインのテーマとして設計されました。着工から2年も経たないうちに同サイトは国際的なショッピング・デスティネーションに生まれ変わり、シンガポール南部のウォーターフロント.・ランドマークとなっています。  

VivoCity の開発とともに、Mapletree は世界貿易センタービルも、オフィスや小売店、シンガポール・クルーズセンターからなるHarbourFront Centre (ハーバーフロントセンター)へと一新させました。市の中心部の周辺におけるオフィス需要の増加に応えるため、同地区に新たにハイグレードオフィスビルを3棟、即ち HarbourFront Tower One (ハーバーフロントタワー1)、テナントの用途に合わせて建てる Bank of America Merrill Lynch HarbourFront (バンクオブアメリカ・メリルリンチ・ハーバーフロント)、そしてシンガポールケーブルカータワーをアップグレードした HarbourFront Tower Two (ハーバーフロントタワー2)を開発しました。 当ビルは今でもセントーサ島やマウントフェイバー行きケーブルカーの駅でもあります。  シンガポール初の石炭を燃料とする発電所だったSt James Power Station (セントジェームス・パワーステーション)は2000年半ば、赤レンガの外壁を丁寧に残して改装され、今ではシンガポール最大のナイトライフとエンターテインメント施設になっています。2009年、この建物は国定記念物として公示されました。2018年の賃貸期限切れを受けて、この国定記念物は2019年から2021年初頭にかけて修復・改修され、遺産ギャラリーを備えたテクノロジーセンターに生まれ変わりました。

さらに、Mapletreeは2021年1月、高級ウォーターフロントの住宅開発「The Reef at King's Dock」の立ち上げに成功しました。2021年3月31日時点で80%のユニットが販売されました。これは、ウォーターフロントという立地と、シンガポールの住宅プロジェクトとしては初となる180メートルのフローティングデッキを含む特徴的なデザインを持つ本プロジェクトの魅力を証明するものです。

ハーバーフロント地区再開発のビデオはこちらから。

アレクサンドラ地区

Alexandra Precinct BeforeAlexandra Precinct After

2008年、Mapletree はアレクサンドラ・ロードとテロックブランガー・ロードに隣接する13.5 ヘクタールのアレクサンドラ地区の再開発を始めました。同地区は市の中心部から車で約10分、ハーバーフロント地区からは約5分のところにあります。同地区には元々、Comtech (コムテック)と mTower (PSA Building、ならびに Alexandra Distripark (アレクサンドラ・ディストリパーク)がありました。 Alexandra Distripark は倉庫ビル3棟から成っていましたが、生産性が低く十分には活用されていませんでした。これを Mapletree は再開発し、 Mapletree Business City (MBC) (メープルツリー・ビジネスシティー)へと生まれ変わらせました。その後、同地区にあるmTower のバリューアップを行い、 Alexandra Retail Centre (ARC) が開発されました。 ARC は地域で働く人々や周辺の住民にとって便利なショッピングセンターで、小売店の他、ライフスタイル関連店やコンビニエンス・サービスなどがあります。再開発の最終段階では Comtech を再開発し、総床面積約125,000平米のハイグレードビジネスパークであるMapletree Business City II が誕生しました。


MBC は各種施設が統合されたビジネスハブで、オフィスタワー1棟、オフィスビル2棟、アメニティー/小売棟1棟から成り、 全ては屋根付き通路で繋がっています。総床面積約200万平方フィートのこの複合施設は2010年に完成し、2021年3月31日現在、稼働率は91.7%です。MBC Iは2016年8月にMapletree Commercial Trustに売却されました。MBC開発の第2フェーズであるMBC IIは、シンガポールで最も高い30階建てのビジネスパークを特徴としており、レクリエーション施設やさまざまな食事のオプションなどの補完的な空間を提供しています。MBC IIはその後、2019年11月にMapletree Commercial Trust(MCT)に売却されました。2021年3月31日現在、MBC IIは完全な実稼働率を報告しています。

MBCと MBC II の開発は革新的なデザインと環境に配慮した仕様で内外から数々の賞を受賞しました。例えば、シンガポール建築建設庁のグリーンマーク・プラチナ賞や、エネルギー環境配慮デザイン・リーダーシップ (LEED) 賞、サステナビリティ賞などです。